赤い提灯に縄暖簾、煮込みにハムカツ、赤いウインナー。昭和レトロを感じる居酒屋。

大宮駅東口にあるみずほ銀行の左隣から延びるさくら小路商店街。昭和の香りが残るこの商店街に立つ居酒屋「弁慶」は、赤提灯に縄暖簾という、50代以上の人には懐かしい佇まいが魅力的なお店です。

暖簾を潜ると、左手には奥へ続く長いカウンターが、右手には四人がけテーブルと椅子がずらり。壁には手書きのメニューや、様々なポスターなどが貼られて、懐かしい雰囲気に溢れています。

そんなお店の看板メニューは、居酒屋の定番メニューの一つ「モツ煮込み」。具材は牛モツと豆腐、薬味のネギだけの、じつにシンプルな内容。しかし下処理は1〜2時間ほどじっくりと煮込んで仕上げているといい、手が込んでいます。味噌ベースで味付けされた煮込みの牛モツは、とろけるように柔らかく、豆腐もしっかりとダシが染みて言うことなし。もう一皿おかわりしたくなるおいしさです。

そしてもう一つの自慢のメニューが、見た目のインパクトが凄い「ベーコン焼き」です。
厚みが1cmはあろうかという巨大なベーコンが鉄板の上に「どーん！」と鎮座。野菜などの付け合わせは一切なく、巨大ベーコンだけの直球勝負の逸品です。食べ応えはもちろん抜群！いい塩梅でビールがグイグイ進みます。

ほかにも、焼き鳥盛り合わせ5本入りや、ハムカツ、ポテトサラダ、日替わりで赤いウインナー炒めが提供されるなど、メニューにも懐かしい魅惑的な料理が並びます。

創業から約40年。祖父から父へと継承され、現在は父から引き継いだ三代目のご主人が切り盛りする店内では、昭和歌謡のメロディーが響き、古き良き昭和の時代へタイムスリップしたような錯覚に包まれます。いつのまにか忘れかけていた居酒屋で飲む事の楽しさを、思い出させてくれるお店です。

■メニュー（一例）
・モツ煮込み　610円
・ベーコン焼き　550円　
・焼き鳥盛り合わせ５本入り　650円　
・ハムカツ　500円
・赤ウインナー炒め　500円

地図