まるまるひがしにほんの店

中央区

ラーメン喜久

老若男女の胃袋をしっかり摑まえた街の中華の隠れた名店。

埼玉県浦和地方庁舎に近い、国道17号線沿い中里交差点手前に“赤い看板でラーメン・餃子”と、昔ながらの街の中華店といった佇まいの店があります。ここが地元の知る人ぞ知る「ラーメン喜久」。平日の昼時にはいつもと言っていいほど、行列ができる店です。中華鍋と玉杓子が勢いよく、小気味よいリズムでぶつかり合う中華店独特の音が外にまで響き、この音からもご主人の手際の良さと料理の美味しさが想像できます。カウンター4席と4人用の座敷2組分といった小さな店内ですが、ここの味とボリュームに魅せられたリピーターは多く、一度食べれば行列が出来るのも頷けます。

「半炒飯と各ラーメン」のセットが人気で注文が多いとのこと。

ご主人のおススメで店自慢の一品が『ワンタン麺』。海老ワンタンと肉ワンタンの2種類あり、今回の取材では「肉ワンタン麺と半炒飯」のセットを注文しました。


こちらは半炒飯。「えっ!これ“半”炒飯!?」というほどのボリュームに驚かされます。シンプルな具材ながらも王道の味。高温でサっと炒め切り、チャーシューの旨味がしっかりのったご飯はつぎつぎ口に運んでしまいます。続いて、肉ワンタン麺が登場!見た目はそう、昔ながらのラーメンといったこちらも王道の風貌。そこにご主人自慢の手作りワンタンが、10個近くも入っています。スープはふくよかでまろやかな優しい醤油ベース。麺は中太のややちぢれ麺。茹で加減も抜群で、食べ終わるまで麺がのびることなく、コシを楽しめます。そしてつるんっと口に入る皮のワンタンを一口噛むと、しっかり煉られた豚肉の風味と旨味が口の中に広がります。ワンタンの大きさや皮と肉とのバランスも◎。そして食べても食べてもワンタンがスープのなかから出てきて、ボリュームも味ともに大満足です。

店を開業して30年以上、調理中は一心不乱に集中するというご主人。そんな実直な姿勢が味に伝わり、多くのお客さんを虜にしているのでしょう。「健康で体が続く限りはやり続けるよ」とのこと。

お昼時は行列ができる「ラーメン喜久」ですが、平日の夕方か夜なら多少空いていることなので狙い目かも。どこか懐かしい、シンプルでだけど味自慢の「ラーメン喜久」。この味とボリュームを一度ぜひ、ご賞味ください!

■メニュー(一例)
・肉ワンタン麺と半炒飯 1,050円
・海老ワンタン麺と半炒飯 1,050円
・半炒飯 単品 450円
・餃子 350円

住所中央区新中里1-14-17
営業時間

11:00~14:30/17:00~21:00
※営業時間は変更になる場合がございます。お電話でお問合せください。

定休日

水曜日

電話番号048-825-2822