妖しい“月光”が照らしだす、路地裏のモダン中華バル

先代が1977年にこの地で開店。2013年から現店主となった「むーんしゃいん」は、2022年で創業45年を迎えた老舗中華バルです。場所は駅から約5分。大宮駅東口を出て高島屋過ぎの大宮駅東口入口交差点を渡り右折。三井住友銀行脇の路地に入ったところにあります。
味のあるウッド調の店内にはブルースが流れ、1階にはテラス席とカウンター席、テーブル席（6名まで）があります。2階にはテーブル席（4名用）が4つあります。また2階の壁面にはお酒のラベルなどが貼られており、味のある雰囲気も楽しめます。

料理は「スパイス・発酵」をテーマにしており、調味料は化学調味料を使用せず全て手作りしているモダンな創作中華料理。

前菜のおすすめはミャンマーの発酵茶葉「ラペソー」を使ったサラダ「ラペットゥ」をアレンジした「発酵茶葉のまぜこぜサラダ」（左）。乳酸発酵した緑茶に、生野菜や発酵野菜、ナッツをよくまぜていただきます。点心もおすすめで、「こだわり手作り水餃子」（右）は手作りの皮のモチモチ食感が楽しめ、自家製の中華ダレが味を引き立てます。ニンニク不使用なのでたくさん食べても安心です。

肉料理はこちらがおすすめ。中華スパイスと中国醤油を使った中華風サルシッチャ「中華スパイスの皮なしソーセージ」（左）と、あまり辛くはせず旨みを強くしているのが特徴の「スパイスまみれの骨付きスペアリブ ver.3.0」（右）。1本から注文OKで、どちらもお酒が進みます。

締めで選ぶなら「自家製平打ち炸醤麺」（左）。無農薬の全粒粉を使用した自家製平太麺はコシがあって歯切れも良く、濃厚肉味噌と絡めると絶品です。デザートは、今の時期は「やきいものデザート春巻き」（右）。美味しい紅はるかを焼き芋にし、いちじくバターと合わせて春巻きで巻いています。バニラアイスとの組み合わせがたまりません。

お酒に関しても料理との相性を考え、ソムリエである店主がセレクト。生産者がわかるクラフトビールやクラフトジン、ナチュラルワインなど、少量生産の良いもの豊富に揃えています。

アンティークの家具や小物に囲まれた店内は、店主の「ワイワイする感じではなく、気の合う人とゆっくりとした時間を過ごしてほしいです。お一人でも1日の締めに利用される方も多いので、息抜きでフラッとお立ち寄りください」の言葉の通り、居心地の良い空間です。新しい中華スタイルを楽しみに、裏路地へ足を踏み入れてみてください。

■メニュー（一例）
・発酵茶葉のまぜこぜサラダ 980円
・こだわり手作り水餃子　4個〜550円
・中華スパイスの皮なしソーセージ 900円
・スパイスまみれの骨付きスペアリブ ver.3.0　1本〜700円
・自家製平打ち炸醤麺　1,100円
・やきいものデザート春巻き　600円

地図